2016年04月25日

赤ちょうちん

「かぐや姫」ってフォークグループがいたこと
知ってますか?
有名な曲は「神田川」
恋人たちの生活を唄った

そんな彼らの代表曲に「赤ちょうちん」という曲があります

貨物列車が通ると揺れてしまう安いアパートで
一緒に過ごす男と女の生活が
ほんのわずかな歌詞とフレーズに
凝縮されています

とても綺麗な歌詞でした
そこに切なさのある曲が飾られていました

僕はあの頃
なにも持たない高校生の狭間にいました
歌詞の意味がまだわからない
それでいて「憧れ」が胸にあるような

あの頃なら屋台に飾られていた「赤ちょうちん」
赤ちょうちん

一緒に暮らして
雨が降ると仕事がなくなる男
キャベツを食べるその横顔を見て微笑む女
赤ちょうちん

たまの贅沢が屋台の「おでん」と
ちょっぴりの「お酒」
赤ちょうちん

男と別れた女が
公衆電話の箱の中で
膝を抱えて泣いて という歌詞でした

僕はただ
男と「別れた」女の泣き顔だと思ってました
でも もしかしたら
男が「死んだ」別れだったのかもしれない

そんなふうに思ってしまうのは
僕が年をとってしまったからかもしれないね

公衆電話の箱の中で
病院の看護師さんからきいた「別れ」だったのかもしれないって
雨粒があたる電車の車窓を見ながら
思ってしまったのはなぜだろう

だから
唄の終りには

背中を丸めた「あなた」が屋台の中にいるような気がして
赤ちょうちんを見るたびに
そんな「あなた」を思い出さずにいられない
生きていればあえるのにって

酒を呑んでいると
いろんなことを考えてしまいます

自宅にて


曲への思い入れは人それぞれ
ただの感傷だと笑ってください


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Posted by 店主がお at 20:00│Comments(4)つれづれメニュー
この記事へのコメント
私はこの歌詞の経験はありませんが、趣はありますね♪

こんな私でも今、日本酒のうまさがわかるようになりました♪(笑)
Posted by がんじい.がんじい. at 2016年04月25日 20:12
私は明日、飯山の赤ちょうちんさん予定です(爆)
Posted by 海老の焼麺好き at 2016年04月25日 22:26
ざく切りキャベツ食べる度に『あかちょうちん』みたい!って思う。
松代にも『神田川』ありますよ~
Posted by 春爛漫春爛漫 at 2016年04月26日 05:45
がんじい.様

ほんとに美味しい日本酒は、語るほどの美味しさです。
いつか、長野市内の美味しいお店に行きましょうね(願)


海老の焼麺好き 様

やはり、飯山市のそちらですか、羨ましいです。
お店の前にある「看板」は、ずーと、同じままなんでしょうね。
また、訪問したいです。


春爛漫 様

えー!
松代にも「神田川」ってあるんですか。
ちょっと、どころか、だいぶ、そそられますね。
キャベツを食べると、なんとなく思い出す唄なんです。
Posted by 店主がお店主がお at 2016年04月26日 23:51
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